ごあいさつ
校長 一瀬 孝仁(いちのせ たかひと)
1今年度,創立150周年を迎える本校は,今の甲府市が形づくられる合併以前の甲府市立小学校の建制順では2番目に歴史のある学校です。昭和20年代後半には,児童数二千人を超える県下最大校であった時代もありましたが,その数も年々減少傾向にあり,今では全学年単級の小さな学校として令和の時代を迎えています。しかし,長い伝統と歴史の中で脈々と培われてきた『ふるさと湯田』を愛する児童を育てる湯田小教育の精神は,今なお脈々と引き継がれています。
1学校教育目標に「やさしく・かしこく・たくましく」を掲げ,「家庭・子ども」「地域」「学校」の『湯田小連携トライアングル』のそれぞれの関わりと役割を大切にしながら,学校教育目標の具現化に向けて取り組んでいます。
1保護者の皆様はもちろん,多くの地域住民の皆様の学校教育へのご理解と献身的なご協力のおかげで,児童の健全育成のための教育環境整備が図られ,地域とともにあるコミュニティの核として,学校・家庭・地域が連携し,「すべては子どもたちのために」を合い言葉に教育活動に取り組んでいることが本校の特色の一つです。
1令和4年度から,甲府市教育委員会より『ふるさと創生 魅力ある学校づくり』の研究指定を受けました。湯田小だからこそできる諸環境と教職員の高い志を礎に,その強みを一層発揮しながら令和の時代をたくましく生き抜く児童の育成を進めていく所存です。また,コミュニティ・スクールとしての存在意義を問い直し,再考し,再興し,最高で最幸な学校づくりを教職員一丸となってめざしていきたいと思っています。
1児童数118名(4月現在)で令和5年度がスタートしています。118人には118の命があります。118という数は,子どもたちの個性の数,輝き方の数,夢の数,笑顔の数,希望の数,そして,湯田小学校の宝の数です。「みんなちがってみんないい」,でも「みんなで一つの湯田小学校」をめざして,教職員全員が個々の専門性を発揮し,やりがいをもって,生き生きと顔晴って(がんばって)いく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
令和5年4月